皆さんこんにちは!
今月のブログを担当します食のデータサイエンス研究室3年の齋藤です。
2022年がスタートしましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、現2年生の方々は研究室の配属が決まり、どのような研究をしようか迷っているところだと思います。そこで、11月の研究室説明会で紹介した現3年生が所属している3つの班を改めて紹介させていただきます。
☆食事調査班(5人)☆
テーマ:Web調査システム“AWRADJP”摂取量推定の妥当性研究
食事と健康には密接な関係があります。この関係を明確にするためには対象の人々の食事がどのように食べているのか、確立された調査方法で推定する事が重要です。
現在、AWRADJPという食事入力システムを開発していますが、このシステムが食事調査で使用しても正確かつ再現性がある手段であるかは研究で確かめる必要があります。食事調査班では現在、摂取量推定のための妥当性を検証するため日々研究を進めています。
☆ペット班(3人)☆
テーマ:動物共生とヒトの健康関連
人々は長い時代、動物を相棒とした生活を営んできました。現代でも多くの人々がペットを飼っていますが、ペットの飼育が人々にどのような健康影響を及ぼしているのかは不明です。そこで青年対象の東京ティーンコホートと中高年対象の次世代多目的コホートの2つのコホート研究のデータを使用し、疫学的な研究手法でその影響を明らかにすることを目的にペット班は活動しています。
☆バイオマーカー班(3人)☆
テーマ:バイオマーカーを用いた食事評価法の開発
慢性炎症の問題点として、患部組織の障害や構造変化によって本来の機能に障害をきたすことが挙げられます。
慢性炎症と関連する食事のパターンが何かは明らかになっておらず、食事のパターンを定義することが出来れば、「食事と慢性炎症」そして「慢性炎症から病気(がん)」との関わりを検討する際、食事と病気の関係をより多角的に検討できるのではないかと考えています。
そこで、バイオマーカー(血液検体)を用いて慢性炎症に関連する食事の定義を検討し、その妥当性を検証しています。
この他に自分のやりたい研究テーマを提案する事も可能です。ぜひ、研究テーマ決めの参考にして下さい!
食のデータサイエンス研究室に配属になった現2年生の方々、春ゼミで会える事を楽しみにしています。
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